休日(4日目)

~世界から集まった弟子達~

翌日21日は半ば休みで、18時からのパトゥル・リンポチェの中論の講義まではイベントはなかった。
夕方から中論の講義が始まったが、予想とおり、やはり中論で理解するのに、みな苦労をしていたようだった。
ただ、日本語通訳のペマを含め、各国の2重通訳者は、高地の影響で通訳できないということはなかった。自分自身も頭の働きが鈍いというような心配していた自覚症状はでなかった。むしろ雑念が減って、いつもより瞑想などがし易かった。

さて、パトゥル・リンポチェが講義しているとチベット人在家修行者がサンド・パァリ寺に集まってきて、お寺の後ろの方で講義を聴いていた。パトゥル・リンポチェは基本的に英語で教えを説いていたが、集まったチベット人のため、時折、チベット語で法話を説かれた。
これらチベットの皆さんを見てカルチャーショックを受けたことが1つある。
日本でも、リンポチェが出入りするとき、合掌して30度から45度位上半身を前に傾けて挨拶をされると思います。世界のゾクチェンセンターの皆さんも同じように上半身を傾ける。
ところが、チベットの皆さんの上半身の傾け方は、「深い!」
上半身を90度近くまで折り曲げ、上目遣いでリンポチェを見上げる。さすが「本場!」と感じた。

ここで世界から集まった弟子達の話をする。参加人数は約130人。そのうち40人強がロシア人だ。ロ シアはパトゥル・リンポチェにとって最大のセンターというだけでなく、実はヨーロッパで一番チベット仏教が盛んな国だ。モスクワなら、チベット仏教のセミ ナーで簡単に100人~300人が集まる。したがって著名なリンポチェが多数訪れ、セミナーを開いている。在住のリンポチェやラマも多い。
実際、今回のセミナーでも一番熱心にボランティアを行っていたのはロシア人で間違いない。力仕事にも積極的に取り組んでいたのもロシア人だし、専門的な知識を必要とする仕事ができる人材もロシア人が多かった。
ロ シアのほか、ベルギー(ゾクチェンセンター本部)、フランス、スイス、ポルトガル、ポーランド、イギリス、ドイツ、ラトヴィア、ウクライナ・・・・とヨー ロッパ各国から集まり南米コロンビアから来た人もいた。ゾクチェンセンター本部主催の国際セミナーでは参加者全員にタスク(課題)が与えられ、食事の準備 や掃除や祭壇のセッティングなど、何かのボランティアをこなしていた。


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